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メルマガ139号 「ウォン沈没」、ドル不足対策空振り、正念場を迎える文政権、日韓通貨スワップにすがる

勝又壽良の経済時評
  • 2020/03/19
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ウォン投機第一歩始まる 危機に目覚めた文大統領 通貨危機の恐ろしさとは 短期対外債務比率の上昇 韓国は、複合危機という認識を深めている。新型コロナウイルスとそれに伴う経済危機の進行である。経済危機の進行は、過去2回も経験した「ウォン危機」へ結びつく。ウォン暴落の兆候が現在、はっきり浮かび上がってきた。3月18日の外国為替市場の日中取引では、1ドル=1245.7ウォン(2.2ウォン安)と5営業日連続のウォン安になった。夜間取引ではさらに急落している。 この日、韓国政府はウォン安対策として、企業と金融機関の円滑な外貨調達に向け、銀行の先物為替ポジション限度を25%拡大する対策を発表した。これは、きわめて技術的な話で抜本的なウォン対策になり得ない限界を持っていた。案の上、外国為替市場では評価しなかった。18日の日中では、ウォン高に振れたが終値では大きく売り込まれた。先行きの下落不安が消えないのだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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