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今市太郎の戦略的FX投資
ファンダメンタルズでテーマを見極め
テクニカルで実証してエントリーする
2020年3月10日号
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新型コロナは単なるきっかけ~中央銀行主導のバブル相場が崩壊しようとしているのでは?
皆さまご存知のとおり、週明けから株も為替も大荒れの相場が
続いています。東京タイムで大暴落した日経平均を受けて、
NYダウ先物も大幅下落となりましたが、既にこの時点から
サーキットブレーカーが発動し、案の定今週から夏時間に
なったNYダウは始まりから2000ドル超の急落を見せ、
こちらもサーキットブレーカーが発動され物理的に下げさせ
ない状況でなんとか2万4000ドル台が維持されてはいます
が、さらに下落する可能性は十分な状態となっています。
米10年債金利は瞬間的に0.35%と目を疑うようなレベル
にまで下落しており、この利率の下落が進むたびにドル円
も下落し昨晩22時40分過ぎにいきなり101.171円まで
下押しする場面もみられることとなりました。
株価のほうはリーマンショック後1日で暴落を引き起こさない
ように導入されたサーキットブレーカーのおかげでなんとか
下げが止まっているものの、毎日これが発動されるぐらい
下げるリスクがあるのは当然の事態で、為替にはそうした
装置がありませんからここからいくらでもフラッシュクラッシュ
のような形で下落が示現するリスクが残ります。
チャートは完全にテクニカル的な分析ができないほど壊れた
常態に陥っていますから、水平線で過去の価格との比較を
することぐらいしかワークしない状態で今相場に参加すること
は大きく損失を招きかねない状況になっているといえます。
すでにご紹介している通り、アナログチャート分析では足元
のNYダウは世界恐慌の起きた1929年のチャート状況に
きわめて酷似しはじめており、このサーキットブレーカーの
おかげで1日の下落幅は異なるものの1929年の動きと
ほぼ同じならばまず2万3000ドルまで下落しそうな雰囲気に
なっています。下げ三波といいますから、下落はまだまだ
これからであり、一時的な反発は発生するとしても迂闊な
買い向かいは大きな損失を受ける危険性がありそうです。
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