さて、たまたま金曜日に社長のメンタルヘルスの講演会をしたのだが、ちょうど阪神淡路大震災から25年目の1月17日に、私たち精神科医にとって喜ばしい発表があった。
速報値とはいえ、自殺がやっと2万人をきったのだ。
10年連続の減少であるし、速報値が2万人をきったのは初めてだそうだ。
多い年には、34427人の命を奪っていたし、自殺が2万人を切るのは、1976年以来の話だ。
歳をとるほど、自殺率が高まるので、高齢化の中で自殺が減るのは大したことでもある。
残念ながら、日本の場合、死因不明死体の死因解明が十分でないので、これは実数ではないという考え方もあり、私もこの数字をうのみにする気はないが、昔も今も死体のチェックはいい加減なことが変わらないとすれば、減っていることは確かだろう。
安倍政権になって、失業率が下がったとか、生活に苦しむ人が減ったという話もあるが、実は民主党政権の頃から自殺は減り続けている。
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