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第95回 不動産関連のSTO
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▼今回の記事
「セキュリティー・トークン」とそれを販売する「STO」は、ブロックチェーンに基づいた資金獲得と投資の新しい方法である。すでにこの分野では、新しいプロジェクトが続々と立ち上がり、活気を呈している。これは、ビットコインを中心とした仮想通貨が、投資対象として注目され始めた2014年当時の状況と似ているかもしれない。これから日本でもおおいに注目されることは間違いない。
そこで今回から数回にわたり、分野別の「セキュリティー・トークン」を紹介しすることにした。今回は不動産関連の分野である。
▼不動産関連の「STO」
現物資産の所有権を比較的簡単に分割できる不動産関連の分野は、「セキュリティー・トークン」を発行し、販売する「STO」が実施しやすい分野である。これには特定の不動産の開発を目標にするのではなく、多くの不動産に投資をしてその利益を分配する「不動産投資信託(REIT)」をトークン化したしたものも多い。今回は、いま注目を集めている代表的なものをいくつか紹介する。
●TBA
いま目標額の資金の獲得に成功し、「STO」が終了したプロジェクトも多い。しかし、「TBA」で「STO」を継続しているプロジェクトもある。前回の記事で解説したが、トークンの販売の日程が決まっておらず、後に発表するとしているものをまとめて「TBA」と呼ぶ。これは「To Be Announced(これから発表予定)」の略である。以下に紹介するものは、「TBA」で「STO」は継続しているプロジェクトが中心だ。
「STO」に参加しトークンを買うためには、それぞれのプロジェクトの公式サイトから、投資希望者リストに登録してもらうのが一般的だ。企業から通知が来るはずだ。
●リジアム・パートナース(Leaseum Partners)
アメリカの不動産に特化した新しいタイプの投資。
トランプ政権になってからのアメリカは、最高の好景気のなかにある。そうした状況で不動産価格の上昇も止まらない。なかでも注目すべきが、ニューヨークの商業施設の不動産の価格上昇である。いまがこの投資の最高のチャンスであることは間違いない。これからも価格上昇は続くはずだ。
「リジアム・パートナース」は2億5000万ドルを集め、この分野に投資をするファンドである。ブロックチェーンをベースにした独自の「セキュリティー・トークン」の販売で、この目標を実現する。トークンの保有者には、配当、キャピタル・ゲイン、投票権などが与えられる。
「リジアム・パートナース」の手法は、不動産価格が下落した状況でも確実に利益が上げられるようになっているので安心だ。
公式サイト:
https://www.leaseumpartners.com
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=cTaB1J1VOZc
STO:TBA
会社名:Leaseum Partners International
国籍:ケイマン諸島
投資の形態:ファンド
トークンの種類:不動産の所有権
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