●超回復
これまで日本では筋肉発達のメカニズムは「超回復」によって説明されてきました。
超回復というのは、
1.トレーニングにより筋肉が損傷し、トレーニング前の水準より落ちる。
2.36~72時間ほど経つと元の水準に戻る。これが「回復」。
3.さらに時間が経過すると、「また同じような刺激を受けたときに筋肉が壊れてしまっては困る。だから前よりも筋肉を強くしておく。」ということによりトレーニング前の状態より強くなる。これが「超回復」。
4.超回復のタイミングでさらに強いトレーニングを行えば、1.~3.の過程を経てさらに強くなる。逆にここでトレーニングを行わなければ徐々にもとの水準に落ちていく。
という考えです。
しかし、実はこの超回復の理論は「グリコーゲン」に関するものであり、本来は「トレーニングで減少したグリコーゲンが36~72時間後までに元の水準よりも多くなる」ということです。
筋肉に当てはめても非常にわかりやすいのでいつしかそのようになったのかもしれませんが、筋発達の理論ではなかったようです。
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