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第117号.貰いすぎた社会保障給付の返済と、障害年金を2つ受給できるような状況になった時の年金支払い。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
先生からの通信簿にも周りとなじめない事や、その事が原因による通院等に関して記載された。 そういう周りの空気が読めなかったが、数学に対しては異常なほどの才能を発揮して、難関私立大学に高校卒業後に通う。 平成3年6月に20歳になって国民年金に加入する年齢となったが、平成6年3月までの34ヶ月間学生免除を使う(平成3年4月から平成12年3月までの学生の免除制度は老齢基礎年金の3分の1に反映)。 平成6年4月から民間企業に入社して、厚生年金に加入する。 入社後の周りの社員との協調性はあまり良くなく、よく些細な事で社員と対立していた。 それでも毎日、12時間を超えるような労働をしていたが、平成26年12月4日に強い胸の痛みに襲われて、救急車で運ばれる。 検査により心筋梗塞を発症していて、閉塞した冠動脈を広げて血液の流れを再開させる手術を行う。 ところが心筋梗塞による心筋の壊死で、その後に心不全の後遺症を残してしまった。 心不全により、長期にわたる安静が必要という事で仕事は休み、療養する事になった。 平成26年12月4日からずっと休み。 休む事になるとお金の事が気になっていたが、半年間は給料が全額出るという事だった。 ちなみに会社を傷病で休んだら、健康保険からは傷病手当金が出ると会社の総務から聞いていた。 傷病手当金は傷病で休んで、3日連続して休んだら4日目から支給されるもので、支給額は支給開始月以前12ヵ月の標準報酬月額を30日で割った額の3分の2だった(令和元年度現在の制度にしてます)。 なお、12ヶ月間の平均の標準報酬月額を35万円として傷病手当金日額を計算します。 35万円÷30=11,666円≒11,670円(10円未満四捨五入) 11,670円×2÷3=7,780円(1円未満四捨五入)

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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