足裏より風を拾ひて夕端居


端居とは家の端っこに居るというのが元の意味です。

通常、家の縁側に居ることを意味します。
縁側のそのまた端っこという訳ではありません。

縁側に居たら足の裏に涼しい風があたったと言っているのです。

端居が夏の季語で「風が涼しい」という感じを指します。

家に居ながら涼を取るのが端居、外に出て涼しい思いをするのが納涼です。

私が子供の頃はよくこういう景色を見ましたが、最近では
都会に住んでいるなら余程の金持ちの家か、
或いは田園の風景と言った感じでしょうか。

いずれにせよ現代では贅沢な感覚です


さて、これに対し、先生の評は次の通りです。

」温度は足先から感じることが多いので、如何にも涼しそうな感じがよく表現されています。

ただ『風を拾ふ』と云うだろうか?ヨットならいいが足の裏でしょう?

この言葉によって動きを感じてしまいます。

『より・・・拾ふ』では一瞬の感覚とは取れない。

そこが残念ですね」

とのこと。

なるほど。

私はそんな優雅な生活には縁遠いので、この句の良さも欠点も
まるきり判りませんでした。(言われる前に言っておきます)



足裏より風を拾ひて夕端居


季語は「端居」夏です。



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