これは啄木忌に行われた句会で出逢った句です。 私は文学青年だった時が無いので啄木の事はよく判らず、採らなかったのですが・・・ 原句は「まごつく」でした。 先生が言うには「連体形ではなく、連用形にしなさい。連体形にしてあると 『啄木忌はいつもまごつく』と取られてしまいます」とのことでした。 確かに言われてみればその通り。 更に「啄木の短歌『ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく』 これを理解していてこそ、この句に繋がってくるのです。 忌日を季語にする人は、『今日は誰それの忌日だから』と安易に使ってしまいがちですが 日付ではなく、故人の代表作と呼応させないと、忌日が生きてきません」 とのこと。 う~む、忌日は難しい。 私はその日が啄木忌だと言う事も気づかず、 「なんだ意外に女子大生が多いじゃない」(吟行場所は東工大キャンパスでした) と思いながら 理系女子多きキャンパス春の空 と平凡な句を作っていました。。。 乗換の駅にまごつき啄木忌 季語は「啄木忌」 4月です。  東京のレンタルオフィスなら矢(ちかい)、都心にある便利さ