雨の中の夜桜見物でした。場所は千鳥ヶ淵から靖国神社に掛けて。 千鳥ヶ淵ではライトに照らされて、様々なカップルが手を繋いで歩いていました。 辺りが暗い中、桜灯りの中を歩くとそういう気分になるのでしょう。 そこで作ったのが 夜桜や老いも若きも手を繋ぎ 次に靖国神社へ行ってみると夜店がずらり 未だ3分咲きだから桜よりも酒だよな と思ったのですが、それでは詩にならないので 酒よりも串焼よりも先ずは花 しかし、句会では圧倒的な支持を受けたのが おっ母さん靖国神社の桜じゃけ この句は一人でも賛同者がいてくれればと思って出したのですが なんと18名中13名の支持を戴きました。 (今回の句会は各位の出した句がその人ごとに並んでおり、 その中から、自分が一番良いと思った句を選ぶ。 従って各位の得点はすべて18点です) 神社の中は全国から花見客が出てきたと思われるほど方言が飛び交っていました。 その中から、やっと東京に来れた という感じを出すため、広島弁を使ってみました。 関東では近すぎるので。 お父さんは靖国で眠っている。 母親一人の手で育てられた息子が、やっと東京へ出て来れた。 胸には母の位牌がある。 これまでお母さんは来たかったけど、病気を患っていたのでしょう。 そういう情景です。 選者の方からは「母の位牌までは見えない」と言われましたが 平成26年の作としては、お母さんは位牌で良いのではないでしょうか。 この句を観て島倉千代子の「東京だよおっかさん」を連想した方も多いかと思います。 この歌詞の二番がまさに靖国の桜を語っているのですが、テレビでは殆ど2番は放送されてないので 2番をご存知の方は少なかったかもしてませんが、まさにその雰囲気です。 しかし家に帰ってから若干訂正しました。 「おっ母さん」と云う言い方は東日本の言い方で広島では「お母ん(おかん)」というのが 一般的なようです。 そこで2音追加して お母ん観ろ靖国神社の桜じゃけ 感極まったという感じから、しみじみと云う感じに変わりました 季語は「桜」 春です  東京のレンタルオフィスなら矢(ちかい)、都心にある便利さ